親御さんにも産婦人科の先生にも伝えたい―35年の実績が示す画期的メソッド!

「治療をしない歯科医」川邉研次先生が35年間培ってきた、子育てのメソッドをまとめた『かわべ式 子育てスイッチ 〜生まれた瞬間からグングン発達する88の秘訣〜』。その発刊にあたってのインタビューをお届けします!

◆『子育てスイッチ』について◆

35年間、赤ちゃんや子どもたちの成長を見続けてきた歯科医が書いた「子育て」の本。目指すのは「こころとからだの健康」です。今まで、歯医者も産婦人科も小児科医も、誰も教えてくれなかった、生まれた時からすぐ始められる!息食動想環の繋がりで考える、親と子どもが幸せになるための88の子育てスイッチです。

笑顔をつくる、ある医者の話。治療はしない!体の仕組みを教えて成長・発達させよう。

 

―『かわべ式 子育てスイッチ 〜生まれた瞬間からグングン発達する88の秘訣〜』が6月の後半に出版されます。今回は、著者の川邉研次先生にインタビューをさせていただきます。よろしくお願いします。

川邉先生:川邉です。よろしくお願いします

―川邉先生、最初に、この本を書こうと思ったきっかけといいますか、何故この内容を、この時代に伝えようと思ったのか、お聞かせいただけますか。

川邉先生:これは一番面白い質問ですね。キーワードは「健康」です。子どもの発達について、医療と本人の関係が反対になってしまっているという認識が僕にはあります。病気というのは、本人の問題ですよね。それを解決するのは、本来なら本人の体と精神であるべきです。

ダウン症などの先天的な病気についても、いろいろ見てきましたが、母体内で病気があると分かった場合でも、生後1ヶ月くらいの間に呼吸と嚥下の獲得などの対処を施すと、僕には「普通の子」と思えるような成長をします。それくらいの違いが出てきます。ただし、生まれた時は「普通の子」と見えていたとしても、生後すぐに親が知識を持った対処をしないと、目が下に向き、顎が上がり口が開いた状態になってしまうこともあるのです。

ところで、赤ちゃんには「原始反射」というものが備わっています。いままで、原始反射というのがあることが分かっていたにも関わらず、それをどう使ったらいいのかは、わからなかったのです。過去には、この原始反射を使った子育てがあったことはあったのですが、それをどう消失させていくか、消失させていく意味は知らないというのが一般的です。ある時、本で原始反射を使った子育てを見つけ「これはすごいな。僕と同じことをやっているな。」と思ったことがあります。

僕が子育てセミナーを始めたのは、今から20数年前です。これは、ある一人の妊婦さんがきっかけでした。

当時、歯科医として「オープンハート法」という独自の方法を行っていたのですが、これは歯の治療をする際に、手の平を広げて目線を上げるだけで、痛みを軽減させることができるという、脳の使い方が鍵となるものでした。

これをお話していいのかわかりませんが、実は、座り方(母体の姿勢)で逆子を戻すこともできるのです。逆子の場合はお母さんの「座り方」を教えるだけで戻るのです。これを実践した妊婦さんは、数日で逆子が治る兆しが見えてきます。2日で治る場合もあります。これを教えたら、産婦人科の先生も報告で、「びっくりぽん!」と治ると驚いていました。

そもそも逆子というのは、お母さんのいろいろな条件が重なってなるものです。そのため、通常は帝王切開を希望する方が多いのですが、座る姿勢で逆子を治したお母さんで「普通分娩で生みたい」という希望を持っている方がいました。そこで、この「オープンハート法(姿勢で痛みを軽減する方法)」で、出産を楽にすることにしたのです。

ところで、オープンハート法がどう生まれたかというと、僕の体験からなのです。僕の父親は酔っぱらうと手を上げる人で、痛いなと思いながら野原で大の字になって目線を上にあげていると、その痛みが取れていったのですね。姿勢で痛みが取れる。これはすごいと思いました。この姿勢だと、息をふーっとはくことができるから、楽になるのです。

これを静岡のかわべ歯科(現在、息子さんが院長)で教えたら、妊婦さんたちが集まってきました。すると、今度はその妊婦さんが生んだ子どもを見てほしい、ということになり、赤ちゃんから成長を見るという、今に至るわけです。

実はこれが、僕が受け継ぐことになる未来歯科で、ここで5年間子どもたちを集中して診ることができたおかげで「治療ではない治療=教育」を進めることができました。最初は、赤ちゃんというより子どもを診ているなかで、発達に問題があったりアレルギーがある子どもたちも多くいることに気が付きました。その子たちに「治療ではない治療」で知識を教えてあげると、自分自身で改善していくのです。

現代だからこそ気を付けたい、子育てのある視点―0~3歳くらいが目途。

 

これは、子どもの自立を早期に行ってあげることがポイントです。生後3か月、1歳くらいからの自立についてや、食べること、消化、吸収、排泄までのあり方を伝えただけで、医療行為は何も行っていません。抱っこにしても、「抱く」のではなく、「乗っけてお母さんが椅子の代わりになる」という方法を伝えただけなのですね。

これが「すごい!」となって、こういうことを20数年間、積み重ねているうちに、赤ちゃんや子ども専門、矯正器具を使わない歯科医院として受け入れられるようになりました。大人の歯も診ていましたが、やはり治療はしませんし、そもそも歯周病や虫歯にならないですむ方法を教えていました。

これらもキーワードは「姿勢」です。この「姿勢」の方法で成長した私の奥さんの甥っ子も、歯の問題を持たずに成長して、いまは未来歯科に勤務してくれています。

「治療ではない治療」、つまり医療ではない世界で、喉が腫れている子や呼吸に問題のある子たちの症状が改善していきました。食事療法では、栄養以外の面、例えば、食べ方(食べるときの姿勢)や、食べ物の大きさなどにも注目し、いかに噛み、唾液と混ぜて食べるか、その方法も伝えました。つまり、伝えてきたのは栄養面のことではなく、食べることから吸収、排泄までを考えた知識なのです。

私の叔母が80才で虫歯になって、歯医者に行こうとしていたのを、「歯ブラシを1日4時間半咥えておくだけでいいよ。唾液がたくさん出るからね。」と伝えたことがありました。叔母はこれで虫歯の進行が止まって、94歳で亡くなったときには、30本以上の歯が残っていたので、驚いたこともあります。

僕は、虫歯を治してはいないのです。本人の力を使って治す方法を考え、伝えただけなのです。治療をしないので、歯医者としての収益事業をなくしはしましたが、新しい教育分野『子育てスイッチ』を獲得することができました。

この本では、今まで培ってきた900以上のメソッドを「88のスイッチ」として紹介しています。

―未来歯科 川邉研次(Kawabe Kenji)

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1953年、愛知県半田市生まれ。歯科医師として、噛み合わせ治療や顎関節治療において、歯を削ることや抜くことに疑問を感じる。自身の交通事故による顎関節症で整体に通うなかで姿勢に着目。その後、数々の試行錯誤の末、世界初の予防歯科システム「姿勢咬合によるメソッド」を開発。削る治療から削らない治療へ、そして薬の臭いの無い歯科医院を目指し活動する。現在は、口腔内にとどまらず、全身疾患の根本的原因を捉えるトレーニング、解決を図るためのセミナーを積極的に行っている。また、20年以上の長きに渡りホワイトニングの研究・セミナーを続けており、これまでに受講した歯科医師数は、のべ1,700名以上、1,500件以上の全国の歯科医院でその技術が導入されている。著書に、「知っておきたい「最新歯科医療」」、「「身長伸ばし」5分間ダイエット」、「かわべ式 願いをかなえるハッピーノート」、「手相を描けば幸せになれる!」など多数。累計約100万部。

2020年、これまで培ってきたメソッドをまとめた『かわべ式 子育てスイッチ 〜生まれた瞬間からグングン発達する88の秘訣〜』を上梓。

◆子育てスイッチの紹介◆

本書はオールカラー!そして読みやすいペタ―っと開くコデックス装

月齢ごとに必要なメソッドを見開きでわかりやすく紹介。

抱っこの仕方やおっぱいの与え方、泣かせ方、歯が生える前の歯磨きの方法、お口ぽかんにならないための姿勢から親が元気でいるための秘訣まで。

赤ちゃんも親も笑顔で成長するためのメソッドが満載です!

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㈱エッセンシャル出版は、「本質」を共に探求し、共に「創造」していく出版社です。本を真剣につくり続けて20年以上になります。読み捨てられるような本ではなく、なんとなく持ち続けて、何かあった時にふと思い出して、再度、手に取りたくなるような本を作っていきたいと思っています。

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