【新刊】学校を開いたら、町が人が風向きが変わった!①

子どもたちの輝く姿が官民一体の原点

 

 

武雄市との官民一体がスタートする前から、
花まるでは長野県の青木小学校や北相木小学校などで、
思考力を育む授業や青空協室などをおこなっていました。
今でこそ、公立学校と学習塾の連携は一般的になりつつありますが、
青木小との連携が初めて導入された当初は、多くの批判を受けました。

そこには「学校 vs. 塾」という敵対の構図がありました。

「塾が受験競争を過熱させている」という印象が強かったのだと思います。

その印象も少しずつ変わってきました。
大きかったのは、

花まる式の授業で子どもたちが生き生きと学んでいる姿でした。

普段はすぐにあきらめてしまうような子が、ひとつの問題を粘り強く考え、
そして解決できたときにすごくいい表情をしている。

通常の授業ではなかなか発表できない子が、
花まるの授業では溌溂とした様子で自分の意見を述べている。
それを見た先生方からの評価が変わってきたのです。

 

 

北相木小では、花まるが実践する、子どもたちが夢中で学びたくなるテンポ感
積極的に取り入れた独自の学習法を、研究を重ねてともに作り上げました。

その結果として、スタッフの入れ替わりが激しい公立学校の現場で、
今もなおその授業が学校の授業研究のひとつとして引き継がれています。

このように、現場経験の豊富な先生方に認めてもらえたことで、
私たちも自信を深めることができ、それが武雄市の官民一体教育へ続いていったと思っています。

だからといって、「私たちのノウハウはいいものだから使いましょう!」
と一方的に勧めるつもりはありません。
北相木小のように、「子どもたちがより前向きに学べるように考えたい」
という想いをもっている先生はたくさんいらっしゃると思いますし、

私の上司の言葉を借りれば、

私たちの役割はあくまでも「触媒」なのだと考えています。

要は、

小学校と塾が今まで培ってきたノウハウを共有して、
ともに「自立性に優れた子ども」を育てていける、
まったく新しい形を作っていきたいということなのです。

 

 

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『学校を開いたら、町が人が風向きが変わった!』

前原匡樹(武雄市協働コーディネーター&人と学校をつなぐ町おこし先生)

1,400円+税   2019/8/31 発売

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