「若いビジネスマンの心の持ち方」純粋さを具えて壁を作らず
就職するときは、どうしても「こっちのほうが給料は高い」と見てしまいがちです。それを押しのけ、仕事の本質を見ることができるか。うちの途中入社組には、「一回はお母さんが望む就職をしたけど、やりがいを感じなかったから転職しました」といってくれる人もいる。そういう人は強いです。
今の若い人たちはみんなが金銭的な優位性を求めている……というふうには私は思っていません。だから、「本当にそれができるの!?」と思えるくらい理想をもっている人もいることは承知だし、むしろ入り口はそれくらい純粋なほうがいいとも思っています。
『SD20/20歳からのセルフデザイン』木村尚敬・高濱正伸著