「リスクをいつ取りに行くか」
追い込むときと労わるときのバランス感覚
私は百人一首が好きで、いちばん好きな歌が、
永らへば またこの頃や しのばれむ 憂しと見し世ぞ 今は恋しき
84番目の藤原清輔朝臣という人がつくったものです。
私は20代のころ、一日に何回もこの歌を自分の頭の中で詠んでいました。
意味を簡単に説明すると、「今は大変だけど、あとから振り返ると、あんなこともあったけど、今はこうしていられるのだから大丈夫だよ」
という内容です。結局すべては時間が解決してくれる。結局すべては時間が解決してくれる。
〝Take it easy.〞でいたほうがいいということでしょうね。
『SD20/20歳からのセルフデザイン』木村尚敬・高濱正伸著