伝説のメンター・大久保寛司’s RADIO「あり方研究室」VOL.25 「ギフトに生きるという生き方/思い込みを手放す」

大久保寛司さんのRADIO「あり方研究室」!

第25回のテーマは 「ギフトに生きるという生き方/思い込みを手放す」です。

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■VOL.25「ギフトに生きるという生き方」

GUESTは、石丸弘さん。前編です。

こちらからお聞きいただくことができます。↓

大久保寛司さんは、長年、日本中のいい会社と呼ばれるありとあらゆる企業を訪問し、その本質を洞察し、その経験を活かして、多くの経営者から師と仰がれ、のべ10万人以上の人の行動を変容させてきた「伝説のメンター」と呼ばれる方です。

2020年以降、これからは「風の時代」になると言われています。

所有から共有へ、ひとりひとりの個性・オリジナルが尊重される世界へなど、「ジャッジしない」「本質的なつながり」の時代が到来するようです。

そして、令和の時代、そしてWithコロナの時代は、「あり方」の時代になっていくと思います。

これまでは、目を外に向けて、社会の中でどう上手くやっていくか、どうしたら、この社会に適合し、成功するかといった「HOW TO=やり方/LIFE STYLE」がフォーカスされ、よりよく成長しながら生きていくという視点が主流でした。

これからは、指を自分に向けて、ありのまま、あるがままの自分とつながって、日々、自分はどうありたいかという「BEING=あり方/LIFE STANCE」をセンターにして、自然に豊かに生きていくという観点にシフトしていくのではないでしょうか。

〜この研究室は、私が皆さんと共に学ばせていただく場です〜大久保寛司

「あり方」について、「教えてほしい」という姿勢ではなく、自分なりに考え、学ぼうとする方は、皆さん、この研究室の研究員です。

共に学んでいきましょう!

今回のGUESTは、石丸弘さんです。

【石丸弘さんプロフィール】

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ギフト経済を実践しているアーティスト・コンサルタント

「ギフトに生きる」という新しい生き方を通して、自らが実践しながら、新たな時代の選択肢を提案している。

石丸弘さんのプロフィール&関連記事はこちら。https://note.com/ryoma0121/n/n360c506ef603
http://www.saltad.co.jp/systemthinking1/gifteconomy/
https://community.camp-fire.jp/projects/view/42258

VOL.25のRADIOから、一部内容を抜粋してご紹介します。

VOL.25「ギフトに生きるという生き方/思い込みを手放す」

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大久保:今日のゲストは石丸弘さんです。ご存知ない方も多いと思うので……石丸さんは、そもそも、今、何をされていますか?

石丸:本当にいろいろなことをさせてもらっているんですけど、僕は、プロジェクトの立ち上がりから、立ち上がりかけの0→0.2ぐらいのところが好きで得意なので、面白そうなアイデアを見つけると、「あ、それはいいですね!」って言って、「何かやりましょうか?」って人を集め始めたりとか、ということで、年間80ぐらいのプロジェクトをやっています。

最近で言うと、「チームeumo」という、新井(和宏)さんがされているeumoのお手伝いで、eumoが応援される仕組みを立ち上げたりしています。

大久保:立ち上げて0.2ぐらいでスッと次に行かれるということですが、残された人は、「あれ? まだ0.5もやっていないのに、あの人行っちゃった」という感覚にはならないんですか?

石丸:事前説明をいつもするんです、最初に。

「僕は、0→0.2の人なので、手伝うんですけど、そういう感じでもいいですか?」ということをちゃんと言っています。

「期待値調整」って僕は言っていますけど、ちゃんとそれを言って、「それでもいい」という人だけのものが立ち上がっていくというか……。

「それだとイヤだ」という場合は、ちょっとお手伝いできない感じになっちゃうんで。

そういうことで、お金をいただくとかいただかないとか関係なく、社会が良くなるのであれば、何でも関わるスタンスでいて、自分ができることをしていったら、きっとギフトの循環があって、僕もその中で生きていけるんじゃないかという実験をずっとしています。

実際に、今はそういう生き方で、本当にいろいろなものをいただいていて、たとえば、毎月18人以上の方が、「お前に、お金やるぜ!」と毎月お金をくださるので、生活のことを気にしなくてもいいですし、別荘の鍵をくれる人がいたりとか、住む場所や家賃も光熱費も出すと言ってくれる人がいたりとか、お米を送ってくれたりとか、そんな人たちに恵まれて、いろいろな人からのギフトで、巡ってくるものは受け取りますし、生活は成り立っています。こういう話に興味を持っている人は、いっぱいいるので、「ギフトに生きる」の話を、全国で「話して欲しい」って言われたら、するみたいな感じです。

大久保:たぶん、今聴かれているリスナーの方はですね、突然の話で、何がなんだか、頭の中がクエスチョンマークが100個ぐらい……(笑)。

なに、お金を恵んでもらっている?住居を恵んでもらっている?

そこだけ切り取っちゃうと、「何なんだ⁉」って、普通理解できなくなりますよね。

それは、もともと目指していた姿ですか?

石丸:そうですね。自分でいろいろ勉強していくと、「情けは人の為ならず」とか、仏教では「カルマ」とか言って、「与えたものが戻ってきますよ」みたいな教えがありますが、そんな気がしていた自分もいましたし、
「自分が誰かのために何かをするという生き方」そのものが、自分で好きだったので、それを組み合わせていくと、そういう生き方が成り立つんじゃないかみたいな仮説はあったので、実験してみているという感じです。

大久保:ご自身が「人にあまり求めずに与えるのが好き」というのは、幼い時からですか?

石丸:たぶん、すごい小さい頃はそうだった気がしますけど、いじめられたあたりから、よくわからなくなってみたいなこともあったりしました。

大久保:
いくつぐらいのときに、いじめられたんですか?

石丸:小学校4年生ぐらいですね。

でも、自分も年を重ねて学んでいったりするなかで、「見返りを気にしない」というあり方と、「手放す」みたいな方法もいろいろ学んできたので、執着とか下心とかも手放せることがわかって、手放してみた時に、より巡ってきているなぁ~と感じることもありました。

大久保:手放すことを学んだ・・・これはなかなか難しいと言いますか、人によっては、「手放すと溺れちゃう」と思う人が多いわけです。

実は、手を放して手足が伸び伸びしたら、プカっと浮くんですけれども、実際には手放せないですよね。
手放すことをどんな感じで学ばれたんですか?

石丸:えーとですね……「人は思い込みでできている」という学びから、その思い込みをまず知ることから始まって、「思い込みって書き換えられるんだよ」みたいなことも教わって。

たとえば、僕は、「アファメーション」という宣言する方法と、その時に出てきた感情を全部紙に書いていくっていうのをやるんですけど、そうすると、手放せられたりとか。

僕は、飽きっぽいので、その時々で様々な手法を使ってやってきました。

大久保:自分の思い込みを書き換えることについて、いろいろなアプローチをされたんですね。それはどのくらいの期間、されていたんですか?

石丸:今でもやっぱり手放すことが必要な時はやります。

小学4年からのいじめがきっかけで自分の心を閉じてしまった時代が、じつは16年ぐらいあったんです。

心を閉じて、自分の気持ちに蓋をして、誰かに合わせるといういう生き方をすることで、いじめを回避したんです。

大久保:結構、苦しかったんじゃないですか?

全然自分を出さないで、ただ相手に合わせるっていうのは……。

石丸:苦しさ自体も閉じ込めていたところがあるので、よくわからなかったみたいなところもあるんですよね。
だから、26歳ぐらいで自分の心と向き合うってことを学んだ時に、一気にそこの苦しさは溢れてきて大変だったんですけど。

大久保:そういうのは、ちょっと大変な状況になりますよね。

石丸:なります、なります、なります。

過去の閉じ込めていたものが、短時間にワッと出ちゃうと、ちょっとおかしくなっちゃうケースもあって大変でしたし、その時は思い込みも激しかったので、怒りとか悲しみという感情がフラットじゃなかったんですよね。
怒りはダメだと思っていたので、湧いてきた怒りも大変だし、怒っている自分にもジャッジして、大変になってしまうみたいな時期もあったりしました。

そういうところから、「心を観る」ことを練習して、自分の気持ちがわかって、思い込みに気がついて、いろいろな方法で手放すというのをやり続けて、数百以上の、自分の中の思い込みを書き換えてきたと思うんですけど……。

たとえば、父親との関係だけでも、思い込みがいっぱいあって、紙を百枚ぐらい使って、感情を書き出していました。

大久保:ということは、相当あったってことですね。

そうすると、場合によっては紙の書き方というのは、一人ずつに対してとか一つの項目に対してとかいっぱい書かれるんだ。

石丸:そうですね。父親を許せなかったから、まず父親を許すことからしようと思って、「父親を許すと決めました」って、(自分に)宣言するんですが、何一つ許せていないから、「ふざけんな!」とか、(心の中から感情が)いっぱい出てくるわけですよ。「あの時のアレが!」とか「蹴ってきたし」とか、いろいろ出てきて、その時に「僕は暴力はダメだと思ってるんだなあ」とか、そういう思いが関連していっぱい出てくるんです。
思い込みって連鎖しているなと思いました。

大久保:なるほど。リスナーの方に解説しますと、まず、自分について、頭の中だけで考えていても難しくて、「書く」って、すごく大事なことなんです。

書くことによって、(自分を)客観視できて、そこから自分の思考を巡らせていくと、いろいろな状況や理由がわかってくるんですね。

さきほどの「お前に、お金やるわ!」とか「住むところ貸すわ!」というお話は、どうやってつながっていくんですか?

石丸:思い込みを手放すこともやりながら、普通に起業してみたり、お勤めしたり、いろいろなことを経ていく中で、僕は、どちらかというと、怖がりだからちょっとずつ変わりたい人なんですね、だから、急に「ギフトの世界」に飛び込んだというより、働きながら、休みの日の数時間とかを「誰かのために何かする」ということを意図的にやり続けてみる……ことを始めたんです。

やり続けていくと、いずれ何か違うところから、巡りが来たりするということを体感するんですよね。体感し続けたら、今度は、その実感値がどんどん湧いてくるので、「巡るんだ」という自信が高まってきたんです。

大久保:リスナーの方たちには、今、弘さんが言った「ギフトの世界」というのは、たぶんちょっとピンと来ないと思うので、もう少し解説していただけますか?

石丸:「ギフトの世界」というのは、自分がしたいようにできることをして、何か誰かからの巡りを有難く受け取って生きる、みたいな世界観なんですけど、そういう人がまわりに増えてくるということでもあります。

「自分が誰かのために何かする」とかしていくと、いい人っぽく見えるので、いい人が集まってくるみたいな感じがあると思っていて、実際、僕のまわりには、今、めちゃいい人がいっぱいいるんですよね。

大久保:私は、弘さんお話しするのは初めてなんですけれど、事前にYouTubeとかいくつかの動画を拝見させていただいて、結論から言うと、弘さんの話だけでは、うまく伝わらないと思ったんですよ。

弘さんのまわりにいる人が印象を語るほうが浮き彫りになるなと……。

特に日本人って、「私、こんなにすごいんです!」とか、自分では言わないじゃないですか。そうすると、わからないことがあるんですよね。

私が得意なのは、まわりの方のインタビューから、その人を浮き彫りにするというアプローチ方法なんです。

弘さんをよく知る、横にいる人が、「どういう風に、弘さんを見ているのかな?」 ということで、今回、岩下牧子さんにもお越しいただきました。

牧子さんからご覧になって、「弘さんてこんな人ですよ!」とか、具体的なエピソードがあれば、お聞かせいただければと思います。

岩下:はじめまして、岩下牧子です。

「ギフトに生きる」って、私も最初はピンと来なかったですし(笑)、たぶん、多くの方がピンと来ないと思うんですけど。

ただ……お金ができる前の世界って、実は、みんなギフトにしか生きていなかったんですよね。

物々交換から、お金での換金になっていったという風に多くの人が思っていると思うんですけど、じゃあ、その前は、何があったかというと、大きなコミュニティの中での、物々「交換」という概念もたぶん無くて。

たとえば、家族の中で、子どもに何かしてあげるから(逆に)子どもが何かしてくれるとか、奥さんに何かしてあげるから奥さんは料理を作るとか、そういう「交換」で、家族って、本来成り立っていないじゃないですか。
それが、家族の枠を超えて、小さなコミュニティの中で当たり前のように「これ、得意だから!」「魚いっぱい獲ってきたからどうぞ!」「狩りしてきたからどうぞ!」みたいな、交換という概念もない中でそれが行なわれていたということが、歴史的にもあって、そういう世界を、今の現代でお金も含めて使った上でやっているのが弘さんだ・・・っていうところで観ています。

つづく

✳︎石丸弘さんとの対談は、後編に続きます。

✴︎「あり方研究室」は、音声でも配信しています。

■「あり方研究室」VOL.25音声配信

大久保寛司(おおくぼかんじ)

「人と経営研究所」所長

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日本IBMにてCS担当部長として、お客様重視の仕組み作りと意識改革を行う。退職後、「人と経営研究所」を設立し、20年間にわたり、人と経営のあるべき姿を探求し続けている。「経営の本質」「会社の本質」「リーダーの本質」をテーマにした講演・セミナーは、参加する人の意識を大きく変えると評判を呼び、全国からの依頼が多数寄せられ、延べ10万人以上の人々の心を動かしてきた。

特に、大企業・中小企業の幹部対象のリーダーシップ研修、全国各地で定期的に開催されている勉強会では、行動変容を起こす人が続出している。

著書に、『考えてみる』『月曜日の朝からやるきになる働き方』『人と企業の真の価値を高めるヒント』など多数。

大久保寛司『あり方で生きる

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■書籍「あり方で生きる」には、章ごとに、大久保寛司さんの音声ナビゲーションが付いています。

「はじめに」「おわりに」の部分は、下記から無料で聴けますので、よろしければ、こちらから、お聴きいただければと思います。

■「あり方で生きる」音声ナビゲーション

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VOL.25のお話に関連する「あり方で生きる」の中の1項目です。

16「良い結果には、良い過程がある」人は発信体であり、受信体でもある」

16「良い結果には良い過程がある」

これまでの「あり方研究室」はこちらから、どうぞ!↓

大久保寛司の「あり方研究室」

㈱エッセンシャル出版は、「本質」を共に探求し、共に「創造」していく出版社です。本を真剣につくり続けて20年以上になります。読み捨てられるような本ではなく、なんとなく持ち続けて、何かあった時にふと思い出して、再度、手に取りたくなるような本を作っていきたいと思っています。

(株)エッセンシャル出版社
〒103-0001
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