伝説のメンター・大久保寛司’s RADIO「あり方研究室」VOL.49「生きる力を尊重する」

大久保寛司さんのRADIO「あり方研究室」!

第49回のテーマは「生きる力を尊重する」です。

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■VOL.49「生きる力を尊重する」

GUESTは、佐々木麻紀さん。中編です。

こちらからお聞きいただくことができます。↓

▽これまでの「あり方研究室」の再生リストです。こちらから、過去のGUESTの対談は全てご覧になれます。https://youtube.com/playlist?list=PLvUYkPOFnpyS2iLp9MnVMW4DXWfN8TjZn

大久保寛司さんは、長年、日本中のいい会社と呼ばれるありとあらゆる企業を訪問し、その本質を洞察し、その経験を活かして、多くの経営者から師と仰がれ、のべ10万人以上の人の行動を変容させてきた「伝説のメンター」と呼ばれる方です。

2020年以降、これからは「風の時代」になると言われています。

所有から共有へ、ひとりひとりの個性・オリジナルが尊重される世界へなど、「ジャッジしない」「本質的なつながり」の時代が到来するようです。

そして、令和の時代、そしてWithコロナの時代は、「あり方」の時代になっていくと思います。

これまでは、目を外に向けて、社会の中でどう上手くやっていくか、どうしたら、この社会に適合し、成功するかといった「HOW TO=やり方/LIFE STYLE」がフォーカスされ、よりよく成長しながら生きていくという視点が主流でした。

これからは、指を自分に向けて、ありのまま、あるがままの自分とつながって、日々、自分はどうありたいかという「BEING=あり方/LIFE STANCE」をセンターにして、自然に豊かに生きていくという観点にシフトしていくのではないでしょうか。

〜この研究室は、私が皆さんと共に学ばせていただく場です〜大久保寛司

「あり方」について、「教えてほしい」という姿勢ではなく、自分なりに考え、学ぼうとする方は、皆さん、この研究室の研究員です。

共に学んでいきましょう!

今回のGUESTは、北海道で本質的な農業を営む佐々木ファーム・佐々木麻紀さんです。

佐々木麻紀さんの考える「生命という種の循環・農業から見えてくる日本の未来」とは何か。

「笑顔と喜びに溢れるエネルギーで新しい時代の食のあり方に挑戦する」佐々木麻紀さんと、大久保寛司さんの「生きる力」のヒントに溢れた、お二人の対話を、是非、ご覧ください。


■佐々木麻紀さん

北海道の洞爺で1907年から続く「佐々木ファーム」5代目。レストラン、パン屋など、野菜が使われる現場を経験した上で、2017年から代表を務める。家族で大切にしてきた言葉は「土といのち」。ロゴマークの3色のシンボルカラーは、青:宇宙・空気・水、緑:植物・自然・いのち、茶:地球・大地・食を表し、すべてがつながり合い、循環・共生していることを表現している。

佐々木ファームロゴ

■佐々木ファーム
http://sasakifarm.net/

■佐々木ファームオンラインショップ
http://sasakifarm.shop-pro.jp

VOL.49のRADIOから、一部内容を抜粋してご紹介します。

■VOL.49「生きる力を尊重する」

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大久保:コロナに関しても、今、いろいろ変異している中で、一番大事なのは免疫力なわけですよね?本当にミネラル豊富、エネルギー豊富な野菜を食べるということは、コロナ対策にも俄然なるんじゃないかなという風に私自身は思っています。

佐々木ファームに行くと、麻紀さんは料理が上手で、いっぱい出てくるんですけれど、その野菜を食べると、味以上に、何かエネルギーが違うという感じがあるんです。あれはどこからくるんですかね?

佐々木:土って、要は、地球の一部ですよね。地球の表面の一番上層というか上積みで堆積したところなので、生き抜くには、ボーッとしていたら簡単には生きられないんですよ。

(佐々木ファームでは)野菜からすると、農薬も振る舞われないし、おやつやご飯ももらえない。ある意味、(野菜が自ら)狩猟していかなきゃいけないんです。魚を獲るとかそういうイメージで、生きていくために、野菜が “自分で” やっていかないといけないんです。

今の通常の99%のお野菜というのは、お腹を空かせる前に、ご飯をいっぱい与えてもらって、風邪を引く前に、「風邪引かないかい? これかけるね」って風邪薬を飲み、「変な虫がついちゃだめだよ」って言われて、虫よけの薬、防虫剤をかけられ、「ちょっと太ったほうがいいよ」「太ったほうがお嫁に行ける率が高いからね」「いっぱい食べなさい!」と、どんどん過保護に育てられているので、自分の意志というのがそこまで必要ないというか、生きるために……必死じゃないんです。

大久保:なるほど。「野菜のために」と思っているようだけど、簡単に言うと、過保護に育てているんですね!「ケガしないように」とか「お腹こわさないように」とか「風邪引かないように」ってやっていたら、免疫力ゼロですよね!

きれいに育ってはいても、育っている様が、人間のために、人間の好きな形やサイズに育てられた野菜たちということは、野菜本来の命が生きていない、輝いていないということなんですね。

佐々木:きれいに見えるし、きれいに育っているんですけど、じつは「力」がないというか……植物も自分で生きようとしなければ、どんなに完璧な力だってダメになってしまうんですけど、やっぱり意志というか覚悟……「ここを乗り越える!」といった、苦難やストレスを乗り越えるものがなければ、生命力にはつながらないんですよね。

大久保:通常のスーパーで買ってくるとすぐ腐ってしまうというか、ダメになってしまいがちなんですけど、佐々木ファームの野菜というのはある意味、長もちします?

佐々木:すごく長くもちますね。

細胞が、一個一個、自分の時間と力をかけて肥大していくので、ゆっくり退化もしていきます。野菜の中に、「生きる」という意志・エネルギーがいっぱい詰まっているので。

大久保:そうすると、佐々木ファームの野菜の育て方というのは、野菜本来の「生きる力」というか、命を大切にして尊重しているということになるんですか?

佐々木:そうですね。

(野菜が)「やれる!」と信じてるというか。

大地や自然って、すごくて偉大で、たくさんの命を生み出していくという計り知れないものなんですよね。

その中で、野菜も人間も生かされていて、野菜(本来の生きる力)を見て、「私もそう生きる」みたいなところがありますね。

大久保:農業というのは、ある意味、天候を人間は左右することができないので、本当に厳しいというところがありますね。去年出てきたコロナというのもこれまた何ともならないものです。

(佐々木ファームも)本当に倒れる寸前まで行っちゃうことが、結構何回かあったと思うんですけれど、農業経営というのは楽じゃないですよね?

佐々木:私がいつもパワーで溢れていて、よく笑っているので、状態いいんだろうなって思ってもらうこともありますが、実態はズブズブして(笑)、今も健闘中……一生懸命邁進中です!

つづく

佐々木麻紀さんとの対話は後編に続きます。

 

✴︎「あり方研究室」は、音声でも配信しています。

■「あり方研究室」VOL.49音声配信

大久保寛司(おおくぼかんじ)

「人と経営研究所」所長

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日本IBMにてCS担当部長として、お客様重視の仕組み作りと意識改革を行う。退職後、「人と経営研究所」を設立し、20年間にわたり、人と経営のあるべき姿を探求し続けている。「経営の本質」「会社の本質」「リーダーの本質」をテーマにした講演・セミナーは、参加する人の意識を大きく変えると評判を呼び、全国からの依頼が多数寄せられ、延べ10万人以上の人々の心を動かしてきた。

特に、大企業・中小企業の幹部対象のリーダーシップ研修、全国各地で定期的に開催されている勉強会では、行動変容を起こす人が続出している。

著書に、『考えてみる』『月曜日の朝からやるきになる働き方』『人と企業の真の価値を高めるヒント』など多数。


大久保寛司『あり方で生きる

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■書籍「あり方で生きる」には、章ごとに、大久保寛司さんの音声ナビゲーションが付いています。

「はじめに」「おわりに」の部分は、下記から無料で聴けますので、
よろしければ、こちらから、お聴きいただければと思います。

■「あり方で生きる」音声ナビゲーション

✴︎

VOL.49のお話に関連する「あり方で生きる」の中の1項目です。

46「理想を語ることと、実践することは別次元」

46理想を語ることと、実践することは別次元


これまでの「あり方研究室」はこちらから、どうぞ!

㈱エッセンシャル出版は、「本質」を共に探求し、共に「創造」していく出版社です。本を真剣につくり続けて20年以上になります。読み捨てられるような本ではなく、なんとなく持ち続けて、何かあった時にふと思い出して、再度、手に取りたくなるような本を作っていきたいと思っています。

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