令和の時代は「あり方」の時代 〜優秀なリーダーとは、優しい人!いい会社はいい雰囲気を持っている。〜経営者から師と仰がれる伝説のメンター・大久保寛司さんに学ぶ!

令和の時代、そしてWithコロナの時代は、「あり方」の時代になっていくと思います。

これまでは、目を外に向けて、社会の中でどう上手くやっていくか、どうしたら、この社会に適合し、成功するかといった「HOW TO=やり方/LIFE STYLE」がフォーカスされ、よりよく成長しながら生きていくという視点が主流でした。

これからは、指を自分に向けて、ありのまま、あるがままの自分とつながって、日々、自分はどうありたいかという「BEING=あり方/LIFE STANCE」をセンターにして、自然に豊かに生きていくという観点にシフトしていくのではないでしょうか。

BEING STANCE〜あり方の時代へ

 

長年、日本中のいい会社と呼ばれるありとあらゆる企業を訪問し、その本質を洞察し、その経験を活かして、のべ10万人以上の人の行動を変容させてきた、大久保寛司さんという「伝説のメンター」がいらっしゃいます。

大久保寛司さんは、会社を訪問すると、すぐに、その会社がいい会社かどうかがわかるそうです。

それは、どうしてでしょうか。

「いい会社の共通点とはなんですか?」

その問いに、大久保さんはシンプルに答えてくれます。

「いい会社はどこも、行くと社内の雰囲気がいい」いい会社は、いい雰囲気を持っているのです。

大久保さんは、会社に行って、どんなに社長や役員の話を聞いても、本当にいい会社かどうかはわからないと言います。

社長は、当然、良いことばかり言いますし、それだけでは、会社の本質はわからない。

会社が世の中に向けて、どんなに素晴らしいことを発信していたとしても、どんなにトップが無理やり変えようとしても、雰囲気は理屈では変えられない。

社内がどこかイライラしているとか、どんより暗いとか、元気に満ち溢れているとか、和気藹々の空気が漂っているとか・・・会社の社長や働いている人の「あり方」がそのまま、雰囲気には現れるそうです。

雰囲気は隠せないんですね。

普段の「あり方」が、その人の佇まいや纏っている空気感や雰囲気に現れるように、会社も、一人一人の「あり方」が、雰囲気に現れてしまうのです。

「雰囲気・佇まい・空気感」、それは、「あり方」の時代のキーワードなのだと思います。

大久保寛司さんの言葉には、「あり方で生きる」ためのヒントがたくさん詰まっています。

その言葉の中から、1つご紹介します。

■優秀なリーダーとは、優しい人!

不幸だと感じる人、人を不幸にする人が増えていいわけがありません。

全ては自分も含めた人間の幸せのためにあります。

自分が不幸になるために、人を不幸にするために、仕事をしている人はいないと思います。

良き人間・大人、特にリーダーの定義。私が勝手に考えている定義です。

それは「人を幸せにする人」、これだけです。

良き人間・大人・リーダーとは、「人を幸せにする人」。

だから、もし、あなたが組織を預かっているのなら、その組織で成果を出していなければ、人を幸せにはできません。

でも、成果を出していても、組織内に体調やメンタルを壊したりする人を同時に起こしていたとしたら。

それは、私からすれば、良きリーダーではありません。

だって、人を不幸せにしていますから。

リーダー・組織・会社、すべて「幸せ」という軸でみるとわかりやすいんじゃないかなと思い ます。

私は、長年、多くの「いい会社」を見てきました。

「いい会社」には、ひとつの共通点があります。

いい会社は「社員が優秀」なのです。

えーーーーと思われるかもしれません。

「それだけ?」と不思議に感じられるかもしれません。

「優秀」とは「優しさに秀いでている」と書きます。

そして、優しさとは「人を憂う」と書きます。

つまり、他人を思いやることにおいて優れた人が、優秀な人だと思います。

―大久保寛司

「本質」や「一番大切なこと」って、実は、とっても「当たり前」のことが多いんだと思います。

「当たり前すぎる」からこそ、それを実践し、そう生きることはなかなか難しいですし、だからこそ、それが生きていくことの面白さでもあるんだと思います。

「あり方で生きる」ことも、とっても当たり前のようですが、実際はなかなか難しく、だからこそ、そのシンプルなのに奥深いところが面白い、と思いながら、大久保寛司さんの本を今日もまた読んでしまう編集部でした。笑

10万人以上の行動を変容させてきた、伝説のメンターが問いかける「自分と対話する」ための50の言葉。

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大久保寛司(おおくぼかんじ)「人と経営研究所」所長

日本IBMにてCS担当部長として、お客様重視の仕組み作りと意識改革を行う。
退職後、「人と経営研究所」を設立し、20年間にわたり、人と経営のあるべき姿を探求し続けている。
「経営の本質」「会社の本質」「リーダーの本質」をテーマにした講演・セミナーは、参加する人の意識を大きく変えると評判を呼び、全国からの依頼が多数寄せられ、延べ10万人以上の人々の心を動かしてきた。
特に、大企業・中小企業の幹部対象のリーダーシップ研修、全国各地で定期的に開催されている勉強会では、行動変容を起こす人が続出している。著書に、『考えてみる』『月曜日の朝からやるきになる働き方』『人と企業の真の価値を高めるヒント』など多数。

 

『あり方で生きる』大久保寛司(著)

㈱エッセンシャル出版は、「本質」を共に探求し、共に「創造」していく出版社です。本を真剣につくり続けて20年以上になります。読み捨てられるような本ではなく、なんとなく持ち続けて、何かあった時にふと思い出して、再度、手に取りたくなるような本を作っていきたいと思っています。

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