誰もが大人になって初めて気づく、本当は学校で教えてほしかったこと。

「本当は、学校で教えてほしかったこと」

誰もが大人になって気づくことがあります。

「子どもの頃に、本当は、学校で、こんなことを教えてくれたらよかったのに」と。

例えば、社会に出て、また仕事やビジネスにおいては、プレゼンテーションをする機会が多く出てきます。

しかし、「伝わる話し方」「響く声の出し方」など、いわゆる心に響くプレゼンテーションの仕方を、学校ではほぼ教わったことがないことに気づきます。

話し方や伝え方は、本当はとっても役に立って、一生使える誰にとっても大切な技術で、しかも奥深い世界なのに。

他にも・・・「全ての社会課題や国際的な現象を自分ごとにするための手法」についてとか。

「失敗を恐れない心構え」についてとか。

「怒られることを怖れない。嫌われることを怖れないメンタル」についてとか。

「人間の心理や意識」についての基本的な考え方や、最先端の「コミュニケーション論」や「組織論」や「イノベーティブな発想法」など、子どもの頃から、もっとわかりやすく、もっと楽しく教えてもらえたら、とても面白い世界があるはずなのに。

こんなにも世の中には必要で興味深いことがあるのに、子どもの頃には、学校では誰も教えてくれなかったことに、大人になって気づいてしまう。

そもそも、「人はなぜ学ぶのか?」、その問いについて、学校で考えを深めたり、教えてもらったりする機会も、なかなかありません。

「個性を尊重する」というお題目がありながら、一方では、個性よりも全体を重視するような矛盾した社会構造そのままに、学校でも、その「矛盾」については、目をつぶったままになっている。

「感情を開放する」ことを大切にする正論の下で、一方では、感情を押し殺すことを教え込まれてしまうといった、社会にはびこる「本音と建前」の構造と本質については、学校でも放置されてしまったまま。

結局、学校では、正論と現実の大きなギャップとダブルバインドばかりを学ばされて、肝心の「学ぶことの意味」については、学べる機会がほとんどない状況がずっと続いているような気がします。

いまここ

■ダメでいい。ダメがいい。

井本陽久さんという、全国から視察が殺到する注目のカリスマ教師の方がいます。通称・イモニイ。

イモニイは、「そもそも、なぜ、人は学ぶのか?」について、ある意味、教えず、そして、教えないことで、自ら掴んでもらうという「あり方」を実践している先生の1人だと思います。

井本先生のやっている授業を見ると、「こういうことを学校で教えてほしかった」、そんな感想が素直に湧き上がってきます。

■「プロフェッショナル 仕事の流儀」数学教師 井本陽久
答えは、子どもの中に | カリスマ教師

全国から視察が殺到する注目のカリスマ教師・井本陽久(50)に密着!

超進学校から児童養護施設まで教室を飛び回り、子どもたちを輝かせる井本の授業は、「生徒に魔法をかける」「まるで奇跡のよう」と称賛される。

科目は数学だが、教科書を全く使わず、ノートも一切取らせないという型破りな授業。

なぜそれで、「考える力」が伸びていくのか?教育のみならず、子育てや人材育成などにも生きる「育ての極意とヒント」が満載!

合格すること、成功すること、正しいことは、教育の目的じゃない。
幸せそうに笑うこと。
それが、学びの目的。

「教育の目的は、幸せそうに笑うこと」
「自由になるために、学ぶ」
「自分の学びに誇りを持たせる」
「ダメでいい。ダメがいい。」
井本先生は、そう言います。

「令和の時代は「あり方」の時代 ~教えない先生。教えないのに、考える力が伸びていく!まずは先生が好きなことして、自由に生きていること。~カリスマ教師・井本陽久先生に学ぶ!」

井本先生と子どもたちの教室における「挑戦」を記した、感動の傑作ドキュメンタリー書籍、それが「いま、ここで輝く」です。

教育に関わる人、子どもを育てる人、未来に希望を見つけ出したい人、昔、子どもだった全ての大人に読んでもらいたい書籍です。

ピンと来られた方は、是非、ご一読いただければと思います。

■「いま、ここで輝く。超進学校を飛び出したカリスマ教師「イモニイ」と奇跡の教室

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〜はじめに〜より

この本は、「イモニイ」こと井本陽久という一人の数学教師に密着したルポルタージュである。

「イモニイ」の名前を出せば、「ああ、聞いたことがある!」という教育関係者は多い。

「あの先生はすごい」と、ほとんどクチコミで広がった。

どんな人物なのか。

飄々としていて天真爛漫。
『窓際のトットちゃん』がそのまま大人になったよう(要するに黒柳徹子みたいということか?)。

それでいて、宮沢賢治の『雨ニモ負ケズ』を地で行くような生き方をしている。

そしてひとたび教育のことになると、求道者と呼ぶにふさわしい切実な覚悟を感じさせる。

その意味では、教育界のイチローといっても過言ではない。

何がすごいのか。

東大合格者数では全国トップレベルの超進学校に在籍してはいるが、イモニイのチャームポイントは、大学受験指導にあるのではない。

「21世紀のグローバル人材を育成する」なんてお題目はこれっぽっちも掲げていない。

「イケメンすぎる数学教師」という評判も、残念ながら聞かない。

ちなみに見た目は、俳優の阿部寛を4割引きにしたくらい(褒めすぎか?)

でもイモニイの授業には、全国の教員が見学に来る。学校の先生だけではない。

カリスマ塾講師も、プロ家庭教師も、イモニイの授業を一目見ようとやってくる。

そして一様に感激して帰っていく。イモニイの授業を受ける生徒たちの躍動感を目の当たりにすると、教育という営みそのものに、改めて大きな希望を感じられるようになるからだ。

イモニイが、中学受験塾で小学生の保護者向けに講演を行えば、保護者たちの表情はにこやかに、会場の空気は温かくなる。

「こんな先生がいる学校に子供を通わせたい」と強く思う一方で、「どんな学校に行くことになってもわが子は最高」と思えるようになるのだ。

「30年近く教員をやって、たくさんの子供たちを見てきましたが、どんな大学を出たなんてことはまったく重要じゃありません。

これからの社会ではこんな力が必要だから、それを身に付けさせるための教育をしようなんてことすら、僕は考えていません」とイモニイは断言する。

いま私たちは、めまぐるしい社会の変化につい目を奪われ、いつのまにか目が回ってしまい、目の前の子供たちのことが見えなくなってしまってはいないだろうか。

急激なグローバリゼーションだとか、情報技術の発展だとか、AI(人工知能)の進歩だとか、たしかに世の中は大きく変化している。だから教育も変化しなければいけないとも叫ばれている。

しかしともすると、そのような言説をもとに繰り広げられる教育論議は、世の中の変化に、どうやって子供たちを対応させるのかという話に陥りがちだ。

まったくあべこべだ。

子供たちが未来をつくるのであって、当たりっこない未来予想図に合わせた子供たちをつくるのではない。

教育の役割は、子供たちに未来をつくる力を携えさせることであり、未来に怯えさせることではない。

とはいえ、教育が変わらなければいけないことも事実である。どう変えればいいのか。

そのヒントが、イモニイの授業を受ける子供たちの躍動感のなかにある。

一人でも多くの先生がイモニイ流のコツをつかんでくれれば、大げさな教育改革なんてしなくても、日本の教育は意外にあっさりと変わるかもしれない。

イモニイと同じ視点から子供たちを見つめれば、多くの親の不安が解消し、偏差値に振り回されるようなことが減るかもしれない。

そんな願いを込めて、本書を著す。

現在の教育に対する痛烈な批判書であり、希望の書でもある。

【目次】

第1章 「ド変態」たちの教室
他校からも続々と見学に来る授業
宿題は出さない。ライバルはスマホやゲーム機
手を動かさないと、頭の良さが弱点になる
「変態」のススメ
生徒にナメられそうなのにナメられない…etc

第2章 「プルっと体験」が止まらない
「学校に馴染めない子」が個性を発揮する
この教室ではありのままの自分でいられる
「制約」が子どもたちの能力を高める場面もある
「奇跡」を「奇跡」と決めて受けているのは大人たち
プルッとしてくれればそれでいい…etc

第3章 伝染るんです
保護者まで変わってしまう
「いもいも」で教育実習!?
毎週わざわざ愛知から通う生徒も
「何を教わるか」よりも「誰に教わるか」
世界トップのエリート校をうならせる
日本の教育改革の「坂本龍馬」…etc

第4章 ジャッキー・チャン参上
20 年以上続けている学習支援
逸脱行動にも否定語は使わない
好きなことをして自由に生きている先生
考えることが楽しくなってしまう体験
31年間で41人の子供を育てた「偉大なる母」…etc

第5章 鬱るんです
嘘で埋め尽くした原稿用紙
悪ガキを変えた中学受験勉強
教員になって、変わっていく自分
学校に行くことを身体が拒否
“責任感”が自分の目を濁らせた
「教員じゃなかったらしないことは、もうしない」
教えたことは身に付かない
褒めればいいってもんでもない…etc

第6章 「奇跡」のレシピ
15 年ぶりに明かされた真実
神様がつくったシナリオ
目指すは「解脱」
論理的に試行錯誤できる力
試行錯誤がしたくなる条件設定
論理だけでは前に進めない…etc

■「いま、ここで輝く。超進学校を飛び出したカリスマ教師「イモニイ」と奇跡の教室」

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「教師としての正しさにとらわれるのは、もうやめた」
「先生が誰を教えても同じようにできる授業なんて、価値がない」
「教えられたことは身につかない」
超進学校のカリスマ教師・井本陽久がたどり着いた「教育の本質」。

 

真っ当な「変態」のススメ。「変である」ことは、褒め言葉という授業。

 

㈱エッセンシャル出版は、「本質」を共に探求し、共に「創造」していく出版社です。本を真剣につくり続けて20年以上になります。読み捨てられるような本ではなく、なんとなく持ち続けて、何かあった時にふと思い出して、再度、手に取りたくなるような本を作っていきたいと思っています。

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