学校の面白いを歩いてみた。公立だってどんどん変わる

 

面白いのは私立だけだと思っていませんか?いえいえ。そんなことはありません。公立学校だって面白い取り組みをたくさんやっているのです。

概要
フリージャーナリストの前屋毅さんが、全国の公立学校の"面白い"を歩いてみました。

【はじめに】抜粋

この本の企画は、エッセンシャル出版社でいまの教育の問題を、
あれやこれやと話していたときに生まれた。話せど話せど、
話題は尽きない。それほど、いまの教育には問題が山積している。
そこから話は、「悪い話しかないの?」という流れになっていった。

教員を目指している若者が多いということあるもある。

そんな若者たちがいるというのに、教育のブラックな面ばかりに焦点を
あてた情報だけを発信していていいのだろうか、と考えた。より良い教育
のためには、悪いところを指摘していくことも大事なことだとおもっている。
同時に、明るい前向きな情報も必要なのではないだろうか。

現役の教員にとってブラック的な情報は、自らの仕事の過酷さを再認識し、
現状を諦めるためだけの材料にしかなっているかもしれない。しかし明るく
前向きな情報は、再度、自分が前を向くための後押しをしてくれるはずだ。
自分の職場を変えようという意欲につながるかもしれない。

変わって欲しいとおもうなら、自分たちで変えていくしかない。

明るくて前向きな情報は、
学校現場を自分たちの力で変えていく実践をしている人たちの話である。

そういう話から、自分たちが行動するためのヒントが得られるかもしれない。
保護者にしても、明るい前向きな情報が我が子の教育、
学校を考えなおしてみるきっかけになるかもしれない。

そんな前提から、明るくて前向きな情報を求めての取材を始めた。

そして、教育を真剣に考えて実践しているたくさんの人たちがいることを知ることができた。
取材してみると、そういう人たち、そういう人たちの周りから聞こえてくるのが、「面白い」だった。
教育は面白いものであり、教員の仕事は面白くできる可能性があると実感した。
面白くなければ教育ではない、とすら考えはじめている。(中略)

そのために、この本でとりあげている明るく前向きな話が役立つことを願ってやまない。

◎ 主な内容

1章 「勉強は面白い」といえる子ーモンテッソーリで学んだ女の子
2章 広島県福山市が挑戦する「分かる授業」
3章 普通ではない「役立つ」英語の授業をする教員(千葉県柏市)
4章 変わる教員たちー反発から率先へ(埼玉県所沢市三ヶ島中)
5章 変わる教員たちー対話型鑑賞を教員に広げる試み(愛媛県)
6章 生徒・児童中心の考えが学校を変えるー校則のない学校(世田谷区)
7章 学校に里山をつくる(横浜市)
8章 「大事なのは遊び」という世田谷区長
9章 学校はカラフルでいい(横浜市)
10章 ファーストペンギンをめざして(埼玉県戸田市)
11章 変わり始めたのか?文科省
12章 教員が授業を決める

著者のご紹介

 

前屋毅

フリージャーナリスト。1954年、鹿児島県生まれ。法政大学卒業。『週刊ポスト』記者などを経てフリーに。教育問題、社会問題をテーマにしている。

著書に
『教育現場の7大問題』(KKベストセラーズ)『ブラック化する学校』(青春新書)『ほんとうの教育をとりもどす』(共栄書房)『学校が学習塾にのみこまれる日』(朝日新聞社)
などがある。

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